ロタリックスとロタテック
ともに飲むワクチンですが2つのメーカーからそれぞれ発売されています。
2つの違い
ロタテック | ロタリックス | |
接種回数 | 3回 | 2回 |
入ってる種類 | 5価 | 1価 |
飲みやすさ | さらっと甘い | どろっと甘い |
1回の容量 | 2mL | 1.5mL |
5価と1価
ロタテックはいろいろなタイプのロタウイルスのうち5種類の型が人には毒性のないウシの胃腸炎ウイルス遺伝子に人工的に組み込まれています。
ロタリックスは一種類のロタウイルスの毒性を弱めたものですが、いろいろのタイプのロタウイルスに共通の型を利用して免疫を付けるものです。
よくわからないと思いますが、ざっくりと鍵に例えると5つの部屋を開ける時にロタテックは5種類の鍵、ロタリックスはマスターキーを利用するようなものです。ざっくりしすぎてわからなくなったかもしれませんが、結局どちらも効果は同じです。
どちらがいいのか。
結局効果は同じであえて言えばロタテックの方は量がやや多いのですが、さらっとしていて赤ちゃんが飲みやすそうな印象です。
ただし当院では、2023年3月から原則的にロタテック(3回接種のもの)を行います。(ロタリックスは製造メーカーが流通を限定させているため)